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剣舞の歴史(大野正一著)より

明治41年私は大森流、長谷川英信流の居合を習得し、神刀流居合術を制定した。
同年、日活映画会社の依頼にて目黒撮影所にて雷風師の居合抜きと棄児行の剣舞、
柳澤の自作制定の神刀流居合十五形及び白虎隊の剣舞を撮影、浅草電気館にて1ヶ月
上映した、その当時のことだから大評判となり、柳澤の長髪剣道着姿の絵葉書が浅草辺りで
売り出された。

柳澤師談
明治39年ころ帝大の学生で安達君が本郷柳町の神刀館に剣舞を習いに来ていた。彼は大江正路の門人で
土佐英信流居合を良くした。 彼に剣舞を教える傍ら、居合を習い覚えた。その後、土佐の大江師に直接教えを請い、
大森流正座と英信流立膝の目録を習得した。(目録は震災で焼失した・・・・ご令嬢談)
明治41年頃には神刀流に居合形15本が制定された。大正に入ると道場は剣道の門人が多かったので正座や立膝では
具合が悪く大森流、詠史印流については立居合を工夫して教えた。


昭和35年柳澤年賀状より
大正10年に神刀流奥居合10本を考案し制定。
大森流正座11本、同立居合11本、英信流立膝10本、同立居合10本、奥居合10本、同立居合10本
奥立居合11本、神刀流15、神刀流奥10本。以上、神刀英信流73本神刀流25本全部で98本とした


明治43年上野清水堂奉額 神刀流居合を披露する柳澤館長。

    額前:伊藤祐亨元帥 右:日比野雷風師

昭和32年 山本泰山に剣舞の手ほどきを受ける。

西大久保 祖父の道場 前列中央泰山 左端兼正 2列泰山の右後が晃正



昭和43年 柳澤義正師に居合を習うため入門す。44年より剣舞も始める。

高円寺の支部教場 入門の日 父の稽古中の柳澤師 右兼正



高円寺の教場で指導する柳澤師(昭和45年頃)
高円寺の支部教場 入門の日 父の稽古中の柳澤師 右兼正
神武会会長として剣道、居合、神刀流剣武、剣詩舞、詩吟、合気護身術などを教授していた
頃の風呂屋の稽古場。
師の頭上にその看板が見える


平成3年  本部道場落成。本部師範となる。

左は父晃正。山口氏。兼正。今井氏。

平成12年 父晃正没後父の事業を継承す。
平成20年 全日本剣舞道連盟教士八段認許さる。




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